「Dead Space」(2023)プレイしたしクリアもした(ちょっと前に)

とにかく照明と舞台装置が美しいゲームだった。鈍く光る金属と血しぶきのコントラストが、おぞましく、美しくなるように丁寧に設計されている。「ゲーミングPCを買ったのでちょっとリッチなホラゲーを遊んでみたい」というようなプレイヤーにまず最初におすすめするゲームになったし、リニアなシングルプレイTPSとしてもかなりレベル高いゲームなんじゃないかなあ。

途中ちょっとトライ・アンド・エラーに苦労するシークエンスがあったり、昔のゲームのリメイクらしくイライラさせられる部分もなくはないんだけど、最後の最後まで高い緊張感があってほんとに楽しかった。話は完全にB級ホラーなんだけど、見た目(美術)や演出に金がかかってると重みが増すんだよな。グチャドロバイオレンスなんだけど、なにやら神聖な場所にやってきて神聖な旅路を辿っているような気分にさえなった。ゲームは見た目じゃないと言う人は多いけど、見た目もやっぱり大事なんだよなあ。もちろん、何をしようとしてる作品かによるんだけど。エンディングの切れ味とか、まさにB級感なんだけど、ああいった「最後に脅かす」文法になれてない人が遊ぶと「なんじゃこりゃ?!」って思うかも、というか友人からそうなったという報告をいただいております。

 戦闘も常にギリギリで「あーどうしよどうしよ」と焦る感じで楽しかったが、前述した緊張感の高さもあって、あまりに疲れすぎる。肩に力が入りすぎるので、ゲームが終わったあと泥のように眠ってしまった。ネクロモーフ、四肢を切断しなければならないというのがおぞましくもゲーム性、戦略性の基礎をなしていて、美術デザインとゲームデザインがかなり一致している楽しい例ですね。いまでは当たり前になった「次にどこに行くか」を示してくれる機能も、機能美だけでなくめっちゃかっこいい。すべてのインターフェイスが「アイザックも見ている」で通るようにされてるのもすごい。(このあたりは原作のすごさだけど)